こんにちは、なかたです!
私が自分の整体院を持ってこの仕事で毎日患者様と触れ合うようになって、もう今年で5年ほどになりました。
この毎日の中で最近特に強く感じていることは、『睡眠の質が身体の状態に大きな影響を及ぼす』ということです。
良質な睡眠をとるためには、適切な寝具、特にマットレスの選び方が非常に重要です。
今回の記事では、皆さんがよく使っているウレタンマットレスに関する情報を中心に、選び方のポイントや、その特性を活かすためのヒントをお伝えします。
今コイルマットレスを使っているよ!という人も次にウレタンマットレスにする可能性がありますから是非参考にしてください。
日常でのマットレスのケアに関する疑問、例えばみなさんがよく気にしている洗い方やダニ・カビ対策、寿命そしてウレタンマットレスのデメリットについても触れていきます。
整体師としての知見や、患者様からの多くのフィードバックを基にこの記事をまとめました。
マットレス選びで迷っている方、または日常の睡眠環境を見直したいと考えている方に向けて、有益な情報を提供できればと思います!
- 整体師おすすめウレタンマットレス5選!
- モットンマットレス
- 雲のやすらぎプレミアムマットレス
- GOKUMIN(ごくみん)プレミアム高反発マットレス
- 優反発エムリリー三つ折りマットレス
- リムネマットレス
- ニトリのおすすめウレタンマットレス3選!
- 高反発3つ折りマットレス
- 三つ折りボリュームマットレス10cm
- 高反発三つ折りマットレス厚さ10cm
- ウレタンマットレスの捨て方4選
- 大型ゴミで出す捨て方
- 自分で処理施設に持ち込む捨て方
- 有料ゴミ袋で分けて出す捨て方
- 捨てるのではなく回収してもらう
- ウレタンマットレスの洗い方とは?
- ウレタンマットレスの寿命は?
- ウレタンマットレスのダニ・カビ対策!布団乾燥機は使える?
- 腰痛に適したウレタンマットレスの硬さとは
- 低反発と高反発
- ニュートンについて
- ウレタンマットレスメリット・デメリット
- まとめ
ページコンテンツ
整体師おすすめウレタンマットレス5選
- モットンマットレス
- 雲のやすらぎプレミアムマットレス
- GOKUMIN(ごくみん)プレミアム高反発マットレス
- 優反発エムリリー三つ折りマットレス
- リムネマットレス
整体師として、おすすめできるマットレスはたくさんあります。
今日は厳選して、これまでの記事でも書いたことがあるマットレスの中から「ウレタンマットレス」に絞り込んで5つおすすめを紹介したいと思います!
エアツリーマットレスが気になっている方はこちら
モットンマットレス
引用:モットン公式サイト
公式価格:シングル 39,800円
セミダブル 49,800円
ダブル 59,800円
サイズ:シングル 97×195×10cm
セミダブル 120×195×10cm
ダブル 140×195×10cm
モットンは、こだわった高反発ウレタン「ナノスリー」を使用しています。
高反発ウレタンは低反発ウレタンに比べて反発力が高いので、体が必要以上に沈みにくく腰に負担がかかりにくいです。
腰のつらさを感じている方にはおすすめです。
また、密度は「30D」とされています。
この密度というものは数値が大きいほど“耐久性が高い“と判断でき、30という数字だと約5年〜8年は持つという計算になります。
- ソフト(140N) (45kg以下の方に推奨)
- レギュラー(170N) (46kg~80㎏の方に推奨)
- ハード(280N) (81㎏以上の方に推奨)
体重によってマットレスの体圧分散のバランスが崩れてしまうことが懸念されるからあえて分けていて、しかも一度試してから交換できる保証がついています。
「硬さが思っていたのと違った」という場合に、送料だけで交換できるんですよ。
モットンマットレスの復元率は「96%」です。
つまり、厚さの減少率が4%だということになり、へたりにくいということを示しています。
モットンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へGO!
雲のやすらぎプレミアムマットレス
引用:雲のやすらぎマットレス公式サイト
公式価格:シングル 39,800円
セミダブル 49,800円
ダブル 59,800円
サイズ:シングル 100×200×17cm
セミダブル 120×200×17cm
ダブル 140×200×17cm
両面に高性能アルファマットを使用し、体圧分散のための凹凸加工(プロファイル加工)をしています。
体圧分散は腰のつらさ対策には必須ですから嬉しいですよね!
雲のやすらぎプレミアムマットレスの密度は35Dです。
密度は40Dだと8年以上長持ちすると一般的に言われますから、おおよそ5〜8年は保つという程度の数値になります。
密度が低いと、すぐに腰部分も凹み出すので、へたりにくいのは大きなメリットです。
雲のやすらぎマットレスは、リバーシブルで裏面がメッシュになっています。
シングルでも6kgと軽いのも特徴の一つで、物を運ぶのが辛い腰のつらさを抱えている方には特に扱うのが楽なのでメリットになりますね。
どんなマットレスでも、「寝てみないとわからない」というのは共通していますが、雲のやすらぎプレミアムマットレスは公式サイトから購入すると100日返金保証があります。
試してみたけどダメだった…という場合に返金できるのはやはり嬉しいです。
雲のやすらぎプレミアムマットレスについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へGO!
GOKUMIN(ごくみん)プレミアム高反発マットレス
引用:GOKUMIN公式サイト
価格:シングル 10,998円
セミダブル 11,998円
ダブル 12,998円
サイズ:シングル 約97×195×5cm
セミダブル 約120×195×5cm
ダブル 約140×195×5cm
GOKUMIN(ごくみん)マットレスは、超高密度34D高反発オリジナルウレタンを採用しています。
硬さ180Nというバランスの良い硬さで、体の負担を均等に分散させる設計がされています。
一般的に硬さ180Nは腰や背中をしっかりサポートし、体のアライメントを整えるのに適しています。
5cmの厚みですから、今ある寝具の上に載せるなどして使えます。
今あるものを活かすことができるんですね。
お値段も比較的お財布に優しいので負担に感じないで試せそう!
(トライアル期間はないのでご注意を!)
竹炭を練り込むことで、調湿・消臭効果もあるのは嬉しいですね!
夏は湿度の高い日本ですから、少しでも快適な睡眠サポート機能があると睡眠の質向上に繋がります。
GOKUMIN(ごくみん)マットレスについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へGO!
優反発エムリリー三つ折りマットレス
引用:エムリリー公式サイト
価格:セミシングル 29,980円
シングル 32,980円
セミダブル 39,980円
ダブル 47,980円
サイズ:セミシングル 約80cm×195cm×8cm
シングル 約97cm×195cm×8cm
セミダブル 約120cm×195cm×8cm
ダブル 約140cm×195cm×8cm
「優反発」というのは、低反発と高反発の特徴を融合させた特殊素材で、身体の沈み込みを防ぎつつ適切に反発する能力を持っています。
エムリリーの優反発マットレスは、体側が優反発フォーム、床側が竹炭入りの高反発フォームで構成されています。
この床側のフォームは通気性が高く一年中快適に使用可能です。
優反発フォームの密度はなんと50Dでこれはマットレスとして適切な支持を長きにわたって提供し、耐久性も期待できる範囲です。
腰や首、肩の痛みは、マットレスとの相性や体のS字カーブのズレによる筋肉や神経の過度な負担に起因することが多いですし、このS字カーブは体の衝撃を分散し筋肉や神経の痛みの原因となるズレを防ぐために重要です。
優反発フォームを採用したマットレスは、これらの痛みを軽減するサポートを提供し、腰のつらさや肩のつらさ対策に効果的だと考えられます。
エムリリー三つ折りマットレスについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へGO!
リムネマットレス
引用:リムネ公式サイト
価格:シングル 79,900円
セミダブル 89,900円
ダブル 99,900円
サイズ:シングル 97×195×22cm
セミダブル 120×195×22cm
ダブル 140×195×22cm
リムネマットレスは、低反発と高反発マットレスの長所を融合させた3層構造のマットレスです。
トップ層は新素材「スフエアー」で浮遊感を感じられて、ミドル層とボトム層は身体を適切に支える硬めのウレタンを使用しています。
通気性も考慮され、熱や湿気がこもりにくい設計となっています。
一般的に「低反発マットレス」には、身体を沈み込ませることで体圧を分散する魅力がありますが、体を支えてくれる支持力が足りない場合があり寝姿勢が固定されてしまったり寝返りがしづらかったりします。
また、「高反発」の場合は反発力が高く寝返りも良くサポートしてくれますが、身体が沈みにくい場合があり、負担がかかった一点に痛みが出やすい場合も。
これは、それぞれ程度や身体との相性によってメリットにもなるしデメリットにもなるということを示していますが、リムネは全体のバランスを十分に考慮して作られているマットレスだと言えます。
リムネには枕もあり、この枕がマットレスの沈み込みを計算に入れて設計されているのがすごいです。
一般的な枕より低く、首元が窮屈にならず、寝返りもしやすくなるんですよ。
セットで使用することで、首や肩、さらには全身の負担を軽減します。
リムネマットレスについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へGO!
ニトリのおすすめウレタンマットレス3選
- 高反発3つ折りマットレス
- 三つ折りボリュームマットレス10cm
- 高反発三つ折りマットレス厚さ10cm
ニトリにはたくさんのマットレスがありますが、ほとんど主流が「コイルマットレス」なんですよね。
とはいえ、ウレタンマットレスもちゃんと用意してあります♪
今回の記事では、実際の利用者の口コミも合わせながら3種類紹介していきます。
NELLマットレスやニトリマットレスのメリットや違いが知りたい方はこちら
高反発3つ折りマットレス
引用:ニトリ公式通販サイト
価格:シングル 8,990円
セミダブル 10,900円
ダブル 13,900円
サイズ:シングル 97×197×7cm
セミダブル 120×197×7cm
ダブル 140×197×7cm
厚さ約7cmで体をしっかり支える硬質タイプマットレス。
全ての面が166Nの硬さなので、裏表上下を入れ替えて使えます。
片面がメッシュで片面がニットですから季節で変えても良いですね。
仰向け・横向きのどちらも快適。
すのこなどの上に敷いてもいいですし、ベッドのマットレスとして使用も可能です。
敷ふとんの下に使用することで心地よく眠ることもできます。
- 「硬さがちょうどいい」
- 「腰痛持ちですが特に気にせず使えている」
- 「ちょうどいいものに出会えた」
などの良い口コミが多数で、人気が伺えます。
三つ折りボリュームマットレス10cm
引用 ニトリ公式通販サイト
価格:シングル 5,490円
セミダブル 7,990円
ダブル 9,990円
サイズ:シングル 97×195×10cm
セミダブル 120×195×10cm
ダブル 140×195×10cm
厚さ10cmで140Nの硬さのマットレス。
ネット限定品なので店頭にはありません。
140Nという数値は、「少し硬め」と言われる硬さだと言われています。
敷布団の下に敷いても良いですし、そのまま1枚でも使えます。
10cmあるので底付き感は感じられないことが多いです。
カバーは洗濯機で洗えます。
日本で充填・縫製しています。
復元率は95%です。
- 「コスパ最強!」
- 「お値段以上」
- 「買ってよかったです!」
- 「腰痛から解放され気持ちよく寝れています」
などの良い口コミが多数集まっています。
高反発三つ折りマットレス厚さ10cm
引用:ニトリ公式通販サイト
価格:シングル 6,990円
セミダブル 8,990円
ダブル 10,990円
セミシングルショート 6,490円
セミシングル 6,490円
サイズ:シングル 97×195×10cm
セミダブル 120×195×10cm
ダブル 140×195×10cm
セミシングルショート 80×180×10cm
セミシングル 80×195×10cm
190Nのしっかり固めの高反発マットレスで体圧分散を実現します。
ネット限定品なので店頭にはありません。
床に直接敷いても底付きを感じさせません。
復元率96%で耐久性にも優れ、へたりにくさも兼ね備えたウレタンです。
カバーは洗えますし、柔らかいマイクロファイバー生地とメッシュ生地の2面があります。
お子様がいる方にも安心して使える低ホルムアルデヒド仕様です。
5サイズ・5色の幅広いバリエーションから選べます。
ご紹介したマットレスの中にはネット限定品がありますが、これは店頭にはありません。
なので、店頭で試すということができないんですね。
その分「かなり安い!」という印象です。
失敗しても後悔があまり感じられないようにというニトリの工夫なのでしょうか?
ありがたいですね!
ウレタンマットレスの捨て方4選
- 大型ゴミで出す捨て方
- 自分で処理施設に持ち込む捨て方
- 有料ゴミ袋で分けて出す捨て方
- 捨てるのではなく回収してもらう
ウレタンマットレスの捨て方は、基本的にはそれぞれお住まいの地域のゴミ回収のルールを確認して、それに従って行うことがベストでありマストです。
とはいえ、いろいろ選択肢はあるので紹介していきます。
ライズマットレスについて知りたい方はこちら
大型ゴミで出す捨て方
ウレタンマットレスは、多くの場合粗大ゴミとしての回収になることが一般的です。
事前に電話やネットで連絡をして、粗大ゴミとしての収集予約を取り付けて、手数料が必要ならシールを購入し貼って、邪魔にならない場所に置いておく…という方法が一般的ですね。
自分で処理施設に持ち込む捨て方
自分でごみ処理施設にウレタンマットレスを持ち込むことも可能な場合があります。
まずは、それぞれお住まいの地域でそのような対応が可能かどうか、市のホームページなどを見て確認しましょう。
ウレタンマットレスは、基本的には大型ゴミとして回収してもらえる対象品なので、持ち込むこともほとんどの場合問題ないはずです。
ただ、持ち込む際には「サイズの決まり」「持ち込める時期」「持ち込む場所」「処理にかかる手数料」「運び方」などなど注意点がたくさんあると思いますから、必ず前もって全てをチェックして、クリアできるようなら実行してください。
有料ゴミ袋で分けて出す捨て方
もし少しでも大型ゴミの手数料を節約したいというのならば、ウレタンを適度な大きさに切るなりちぎるなりして、有料のゴミ袋に入れて捨てるという方法もあります。
この場合、燃えるゴミになるか燃えないごみになるかは、これもまた各自治体によって変わってきます。
私が調べたところによると、燃えるゴミで捨てられるという意見が多い印象ですが、大型ゴミは基本的に「小さくするなどして有料の袋に入れられるなら燃えないごみで出してください」と言われている場合もあるので、一度自治体のルールを調べてみましょう。
捨てるのではなく回収してもらう
そもそも捨てるのではなく、回収してもらうという方法もありますよね。
一部メーカーや取扱店では、ウレタンマットレスのリサイクルや回収サービスを行っている場合があります。
回収をオプションでつけることができるようなサービスもあったりします。
購入する時の情報や公式サイトをチェックしてみると良いですね!
このように大まかに4つの捨て方や処理方法があります。
手数料が少しで済む方法を選ぶだとか、手間が少ない方法を選ぶだとか、個人個人で特徴を見極めて1番良い方法を選びましょう!
ウレタンマットレスの洗い方とは?
多くのウレタンマットレスは、そのままの状態で洗濯機にかけることは推奨されていません。
稀に、洗濯機で中材まで洗えるように特殊に開発されたマットレスもありますが、ほとんどのウレタンマットレスには洗濯機を使うような洗い方は存在しません。
普段から「マットレスが洗えたら良いのに」と思っていたり「何も知らないで洗っちゃった!」と正しい洗い方を探している人も多いと思いますが、洗い方ではなく「清潔を保つ方法」をみなさんぜひ実践していきましょう。
まず、ウレタンは洗ってしまうとマットレスの質を損なってしまいます。
長時間日光に当てることもできないし完全に乾燥させることがほぼ困難です。
洗い方よりも、例えば布団用の掃除機などで表面のホコリやダニを取り除く方法が一般的にやり易くておすすめですよ。
また、ピンポイントの汚れには「中性洗剤」を薄めたぬるま湯で湿らせた布やタオルを使って、優しくたたくようにして拭き取る対処法もあります。
血液などが付着してしまった場合は「重曹」が使えます。
重曹を水と合わせてペースト状にして、血液のシミ部分に塗って30分程度放置し、スポンジやタオルで汚れと水分を吸い取りましょう。
カビの黒い汚れには「消毒用エタノール」がピッタリ。
エタノールを霧状で吹きかけて1〜2時間放置して、最後に絞った濡れタオルで汚れを軽くポンポンと拭き取りましょう。
中性洗剤も重曹もエタノールも、部分的に濡らして汚れをとった場合は、風通しのいい日陰で十分に乾燥させましょう。
例え濡らして拭き取りなどを行わないにしても、週に1度は最低でも立てかけるなどして風にあて湿気を飛ばし乾燥させるべきですし、月に1回程度は日光に当ててダニの繁殖を防ぎ臭いも取り除きましょう。
ただ、長時間の直射日光は変色や色褪せ、劣化の原因となります。
メーカーとしても推奨していないことが多いですから、どうしても気になる場合のみにして、やるとしても短時間にとどめましょう。
あと、そもそも洗濯ができないので、『汚れない使い方』も大切ですよね。
例えば、カバーをしっかりつけること!
そして赤ちゃんや小さなお子様が寝るとか、もしくはペットがベッドに上がることが多いなら、場合によっては防水シートもおすすめです。
マットレスカバーを使えば、ダニや汚れからマットレスを守ることができますし、カバーは定期的に取り外して洗濯することができるため、マットレス自体の手入れも簡単になります。
洗い方が気になっている方は多かったかと思いますが、残念!
洗える素材のマットレスを選ぶというのも一つの方法ではありますが、ウレタンマットレスには基本的に洗い方はなく、「清潔を保つ方法」や「清潔に使う方法」をこまめに実践していくことが大切です。
ウレタンマットレスの寿命は?
ウレタンマットレスは、コイルマットレスと違ってとても軽く扱いやすいです。
また、最近はとても高額なウレタンマットレスが続出してはいますが、経済的だという面で多くの人に選ばれてきた寝具の一つなんですよね。
とはいえ、ウレタンマットレスにも当然寿命があるので適切な時期に交換することが大切です。
ウレタンマットレスの平均的な寿命は約5〜10年とされています。
もちろん使用頻度や保管状態、使う人の体重や使い方、そして元々の質の高さによって異なります。
高品質のマットレスや適切なケアを行っている場合であれば、寿命は長くなることもあるんです。
- マットレスの形状が崩れてくる
- 表面に凹みやヘタリが出る…特にお尻辺りが多いです
- 寝心地が以前と異なり寝返りの回数が変わったり夜中に起きたりする
- 翌朝に体の痛みや不調が出るようになる…そしてそれが続く
このような変化が見られればそれが寿命だと考えるのが妥当です。
ウレタンマットレスの寿命を延ばすためには、日常のケアが大切です。
定期的にマットレスを上下裏表の両面使用をして均等に荷重をかけるようにしたり、ウレタン特有の湿気を逃がすために定期的に立てかけて通気させることで、少しでも寿命は長くできるはずです。
ウレタンマットレスの寿命が近づいたら、新しいマットレスへの交換を検討しましょう。
なるべく身体への負担を最小限に抑えるため、寿命を迎える前の早めの交換も推奨したいですね。
ウレタンマットレスのダニ・カビ対策!布団乾燥機は使える?
ウレタンマットレスは、軽量で体圧分散効果が高く、一年を通して快適に使える寝具の一つです。
とはいえ、寿命を伸ばすためにも日頃からのケアは大切です。
通気性に関してはウレタンマットレスよりもコイルマットレスやファイバー素材の方が断然良いのですし、抗菌加工がされているマットレスも近年増えていますが、どんなマットレスもダニやカビが発生するリスクは間違いなくあります。
既にダニやカビが発生してしまった場合は「洗い方」の部分で紹介したような方法で綺麗にしていくことも必要なんですが、予防対策もしっかりやっていきたいですよね!
- 通気性を高める
ウレタンマットレスは元々湿気を吸収しやすい特性があります。
床に直に敷いたりすると、湿気は余計溜まりやすいですからすのこを敷いたり通気性を高めながら使用することがおすすめです。
また、頻繁に立てかけるなどして風に当てて湿気を迅速に放出させることでダニカビ対策になります。 - 定期的な掃除
マットレスの表面を掃除機で吸引することで、ダニの排除を助けます。 - 太陽の力を利用
直射日光はダニやカビの天敵です。
敷布団などなら日光に当てられますが、ウレタンは変色などに繋がるので基本的に外干しは推奨されていません。どうしても気になる場合は、短時間当ててみましょう。 - 布団乾燥機の利用
ウレタンマットレスは、布団乾燥機の熱によって変形するリスクがあるので使用が禁止されている場合もあります。
ただし製品によっては「使用可能」と書かれているので、取扱説明書やQ&Aをきちんと確認しましょう。
布団乾燥機を利用するとしても、低温モードを選択し短時間で乾燥させることを推奨しますよ!
ちなみに、ダニは夜行性です。
なので、布団乾燥機を使う約1時間前に部屋をあえて暗くして夜を再現しておくことで、ダニ達が表面に出てくるので効率よくやっつけられます。
布団乾燥機を使用した後は、掃除機を使ってダニの死骸を取り除きましょう。 - アイロンの活用
アイロンを使って、マットレスの表面を温めることで、ダニを駆除することが可能です。ただ、アイロンの熱が強すぎるとこれもまたマットレスにはダメージになるので、必ず低温設定で使用しましょう。 - 防ダニ・防カビスプレー
市販されている防ダニ・防カビスプレーを定期的に使用してダニやカビの増殖を予防します。 - マットレスカバーの使用
ダニやカビを防ぐ特別なマットレスカバーを使用することで、予防することが期待されます。
元々抗菌加工されているマットレスを選んだとしても、このような対策を実践していきましょう!
布団乾燥機やアイロンに関しては、メーカー的に禁止している場合もあるかと思いますので、しっかり取扱説明書などをチェックしてくださいね!
適切なケアをせずに、あっという間にダニやカビの温床にしてしまうよりも、毎日少しずつで良いからケアを心がけることで長い間清潔に使えると良いですよね!
ダニやカビに対する対策が、結果的に健康や快適な睡眠のためにもなりますよ!
腰痛に適したウレタンマットレスの硬さとは
- 低反発と高反発
- ニュートンについて
マットレスの選び方ってとても難しいですよね。
やはり、一週間くらい実際に使ってみないことには判断もできません。
体が今までのマットレスに慣れていたせいで「合うのか」「合わないのか」がすぐにはわからないものなんです。
ここでは、ウレタンマットレスの硬さに関するお話をしていきます。
硬さにまつわる部分としては「低反発と高反発」のお話と「ニュートン」のお話があるので、その二面についてお話ししていきます。
低反発と高反発
低反発マットレス
低反発マットレスは、体圧を効果的に分散しゆっくりと体を包み込む特性を持っています。
これにより、身体への負担を軽減できると言われています。
沈み込みやすいので体形に適応しやすく、体圧を均等に分散させるため、長時間の使用でも快適です。
また、寝返りを打つ頻度は減少しやすく、深い睡眠をサポートします。
ただ、寝返りを打つ頻度が減少すると言っても、それは言い方を変えれば「寝返りを打つ際に少し動きにくさを感じる」ってことです。
寝づらさに繋がる場合もありますから要注意です。
また、体温により柔らかくなりやすいため、暑い季節にはやや暑さを感じることがあります。
高反発マットレス
高反発マットレスは、体圧に対して弾力的に対応し体をサポートする特性を持っています。
これにより、自然な寝姿勢を維持できます。
体をしっかりと支え、自然な寝姿勢を保つことができ、これにより体への負担が分散され腰痛や肩こりが軽減されやすくなります。
比較的通気性も良く、暑い季節にも快適に使用できます。
高反発の硬さにも幅があって、場合によっては「硬すぎる」と感じる人もいるので、合う合わないは個人の感じ方次第です。
また、体が沈み込みにくいため、初めて使用する場合には馴染むまで時間がかかることがあります。
尚更「合うか」「合わないか」を確認するのに時間がかかるということがわかりますね。
このように、低反発も高反発も、体圧を均等に分散し腰部分をしっかりサポートすると言われています。
低反発は寝返りを減少させ深い睡眠をサポートし、一方の高反発は体をしっかり支えるため、実は使用者によって合うものは変わってくるんです。
ただ、腰痛の悩みを持っている方には比較的「高反発」が好まれています。
沈み込んでしまって、寝返りが打ちにくいのは腰痛持ちには辛い場合が多いんですね。
通気性を重視する方にも高反発マットレスが適しています。
自分に合ったマットレスを見つけるために、試してみたり情報を収集したりすることが最善です!
ニュートンについて
色々なウレタンマットレスを見ると、140Nとか160Nという数字が目に入ります。
このN(ニュートン)の数字が大きければ大きいほど、マットレスは硬いと考えていいんです。
でも実は、このN(ニュートン)は本来力の単位であり、物体が力を受ける際の強さを示す単位です。
本当は、一般的な日常生活や商品の硬さや柔らかさを表す単位ではないんですよ。
消費者庁のHPにはこのように書かれています。
JIS K6400-2(軟質発泡材料―物理特性―第2部:硬さ及び圧縮応力―ひずみ特性の求め方)の6.4「A法(四十%定圧縮して三十秒後の力を求める方法)」に規定する硬さ試験の測定方法により得た数値をニュートン(重量キログラム)単位で表示したものの大きさに応じ、次の表の左欄に掲げる区分に従い同表の右欄に掲げる用語を表示し、数値を括弧書きで付記するものとする。
うーん、とても難しくて意味がわからないですよね!
簡単に説明しましょう!
「JIS K6400-2」という規格は、物体の硬さを測る方法に関するルールを定めているものです。
この規格に従って、物体の硬さを測定する際に使われる数値を「ニュートン(N)」という単位で表示します。
これは、物体がどれだけ重さを持っているかを示す単位で、具体的な数値に応じて、「柔らかい」や「普通」「やや硬い」「かなり硬い」というような言葉や用語を使います。
例えば、物体が「柔らかい」場合、その数値はおおよそ75N未満の数字で表されますし、硬めの場合はおおよそ110N以上の数字で表されます。
この規格による数値は、物体の硬さをわかりやすく表現するためのもので、硬さがどの程度かを示すのに役立ちます。
そして、腰の悩みをお持ちの方にはおおよそ140程度の硬さが良いと言われます。
とはいえ、人それぞれ好みがありますからこれも決めつけるということは難しいです。
色々な硬さを試して「自分の好みの硬さ」を見つけられるといいですよね!
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ウレタンマットレスメリット・デメリット
ウレタンマットレスにもメリットとデメリットがあります。
メリットやデメリットが把握できれば、「ウレタンマットレスを選ぶかどうか」の決め手を掴むことができますよね。
- ウレタンは比較的耐久性があり、長期間にわたってその形状を保ちます。
- 比較的低価格で入手できます。
- 軽量で取り扱いしやすいです。
- ダニやアレルゲンの蓄積が少なく、アレルギー症状の軽減の助けになります。
- コイルマットレスのように音がなることがありません。
- 中身がバラバラであれば、場所を入れ替えたりすることが可能です。(細かな硬さ調整が可能)
- 比較的通気性が悪く、暑い気候の使用に向いていない場合があります。
- 新しいウレタンマットレスには特有の臭いがあることが多いです。
- 選ぶ硬さ次第なので、適切なサポートを感じにくいことがあります。
- ファイバー素材のように洗うことはできません。
メリットもデメリットも人によって変わります。
「安い方がいいからウレタンマットレスにしよう」とか「頭の部分と腰の部分で硬さを変えられたら嬉しいから入れ替えが可能なウレタンマットレスにしよう」とか、人それぞれで色々な決め手があると思います。
メリットやデメリットにも注目しつつも、自分の体や生活習慣、お財布事情と相談して決めましょう!
まとめ
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました!
今回の記事では、整体師がおすすめするウレタンマットレス紹介と、ウレタンマットレスの捨て方・洗い方・ダニやカビ対策の方法、そしてメリットデメリットに関して詳しく解説してきました!
今使っているウレタンマットレスを今後どのようにしていくか考えたり、今後新しいマットレスを選ぶ際に、今回のデメリットや寿命なども含めて参考にしていただければと思います。
マットレスの寿命は、自分の努力で少しでも長くすることができます。
とはいえ、そもそも体に合ったマットレスを選ぶということは1番大切な部分です。
それができないと、知らず知らずのうちに体を痛めることになります。
腰のつらさや肩の辛さとずっと付き合っていかないといけなくなるんです。
体のつらさの解決には、ぜひ整体も活用してください。
ご相談だけでも構いません。
一度試してみると、面白い発見もあるかもしれません。
体に合うマットレスを見つけて、整体も活用して、健やかな人生を続けていきましょう!