農作業や引っ越しなどで重い荷物を運んだり、洗濯や掃除、料理、ガーデニングなどの家事をする時に腕や手を使う機会が良くありますよね。
またパソコンやスマホは現代人にとって、欠かせない必需品になっており、使用頻度が高いと手の筋肉や腱、腱鞘などに負担が掛かり、
炎症を起こして痛みが強くなることがあります。
それから部活などでスポーツをしている人は、衝撃を受けて転倒した、思わず手をついてしまったなど原因がはっきりしており、強い痛みや腫れ、
炎症などが見られる時は整形外科を受診しましょう。
何らかの衝撃を受けると、脱臼や骨折、捻挫などの怪我をしている可能性が高いため、土日や時間外でも対応している病院で検査や診察を受けてください。
- 手作業をした時や指を曲げ伸ばした時に痛みが強くなる
- 慢性的な手の痛み、腫れなどで悩んでいる
などの場合は何らかの原因が隠れている可能性があります。
湿布やテーピング、アイシングなどの処置をしても、手の痛みが改善しない時は、
- 整形外科
- リウマチ科
- 神経内科
- 皮膚科
などを受診してみましょう。
また湿疹や発疹などがあり、手に痛みを伴う場合は皮膚疾患の疑いがあるので皮膚科を受診することをおすすめします。
こちらの記事では病院の何科に行くべきか、親指の付け根の痛みの原因と場所、痛みを感じる場所に応じた応急処置の方法を紹介します。
下記の記事を読んで頂くことで、手が痛くなる原因、対処方法などを知ることができますよ。
病気を診断してもらうと、内服薬や外用薬、理学療法などの治療を行いますが、長い間通院をしても手の痛みがなかなか改善しないこともあります。


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手の痛みがひどい人の特徴4選

手の痛みを放置しておくと、症状が悪化してしまうため、生活習慣を改善したり手を休ませることが大事です。
それではなぜ手の痛みがひどくなるのかその理由を4つ紹介します。
手の使い過ぎで痛みがひどくなる

- 手を使う頻度の高いアスリート
- 職人
- デスクワーク
などの仕事をしている方は、手の筋肉や腱、腱鞘などに大きな負担が掛かり、炎症や腫れ、痛みなどがひどくなる傾向があります。
手を使う頻度が高い場合は、手の痛みがひどくなりやすいので、
- 手を休ませる
- 整形外科に通院をして痛み止めを処方してもらう
- 理学療法などの治療を受ける
関節リウマチや変形性関節症などの病気

関節リウマチは自己免疫疾患の膠原病のひとつですが、関節の腫れや指の変形などが見られ、症状が悪化すると痛みがひどくなり、日常生活に支障をきたします。
辛い症状を改善するために膠原病科、リウマチ科などではステロイド剤の処方を行うことが多いです。
朝起きた時に、手のこわばり、動きにくさを感じやすい!
加齢や手の使い過ぎが原因で発症する病気だが、放置をすると痛みがひどくなりがち!
手の痛みがひどい時は、変形性関節症の疑いがあるため、まずは整形外科で精密検査を受けて適切な治療を受けましょう。
神経圧迫や損傷が原因

手根管症候群は原因が不明な点が多い病気ですが、手の神経を圧迫して神経損傷などが原因で強い痛み、腫れなどが起こる病気です。
この病気はテーピング、湿布などで対応しても、なかなか改善しないことが多く、自然治癒するのが難しい傾向があります、
手の痛みが改善しない時は、早めに神経内科を受診することが大事です。
骨折や打撲などの外傷が原因

スポーツ時や作業時に手をついたり、強い衝撃を受けた時は強い傷みや腫れ、赤みなどを伴うことがあります。
怪我をしている時は、痛みや腫れがひどくなるので、
- テーピングなどで患部を固定する
- 患部を冷やす
などで炎症や痛みを軽減できますよ。
放置をすると痛みがひどくなるため、休日でも早急に病院を受診することが大事!
手の痛みは病院が良いの?何科に行くべき?

打撲や骨折などの外傷が疑われる時は、早急に病院で検査や診察を受けることが大事です。
慢性的な痛みで悩んでおり、自宅で対処をしたけれどなかなか改善しないことがあります。
そんな時は病院の何科に行くべきなのか悩むことが多いのではないでしょうか。
下記に何科を受診すればよいか紹介致します。
整形外科を受診する

パソコンやスマホをよく使用する、手芸や料理などの手作業をよくする人は、慢性的な痛みに悩んでいる人が多いです。
転んだ時に手をついてしまったり、スポーツ時や農作業などで衝撃を受けた時は、激しい痛み、腫れなどが生じることがあります。
土日や祝日でも早急に病院で検査や診察を受ける
慢性的な痛み、激しい痛みの場合でも、まずは整形外科を受診してレントゲン、CT、MRIなどの検査を受けて痛みの原因を特定してもらうことが大事です。
- 骨や関節、筋肉の問題点を特定してから、外用薬や内服薬、サポーター、理学療法などの治療を行う
- 対応が難しい病気は別の診療科を紹介してくれる
リウマチは膠原病科で治療を行います
整形外科でリウマチを診断された時は、リウマチ膠原病科を紹介します。
20代から40代の女性に多い病気で、膠原病の1つ
膠原病は・・・
- 自己免疫疾患
- ステロイド剤や抗炎症剤、痛みどめなどの内服薬の治療が中心
- 体の免疫力を高めるために生活習慣、食生活の改善が必要
皮膚に異常が見られる場合は皮膚科

手の痛みに悩んでいる方は、手に湿疹や発疹などの異常がないかチェックしましょう。
皮膚に何らかの病変が見られる場合は、皮膚疾患の可能性が高いです。皮膚科を受診すると病気を診断して、内服薬や外用薬の処方を行うので、適切な治療を受けると改善することがあります。

神経や関節に異常が見られる場合は神経内科

腱や筋肉が原因ではなく、神経や関節などに異常があり、手のしびれや痛み、感覚異常が見られる場合は神経内科を紹介されます。
整形外科の医師が最適な診療科を紹介するので、神経内科を受診して診察や検査を受けると病気が特定しやすいです。
神経内科を受診して適切な治療を受けることで、手の痛みが改善することがあります。
- 指を動かした時にひっかかりを感じる
- 朝起きた時に手のこわばり
- 動かしにくさを感じる
親指の付け根の痛みの3つの場所と原因

- 日常生活で物を持ち上げた時
- 家事をする時
- 事務作業をする時
などに親指の付け根の痛みを感じることが多いのではないでしょうか。
手作業やパソコンやスマホなどを使用している時、親指の使い過ぎなどが原因で、
- ドケルバン病
- ばね指
- 狭窄性腱鞘炎
- 手根管症候群
などの病気の可能性があります。
ドケルバン病は親指の付け根が痛くなる病気

- ホルモンバランスが乱れやすい妊婦、授乳中、更年期の女性に多い病気
- 手指の親指側に通っている、腱に炎症を起こす病気
生まれ付きの手の構造によって罹りやすい方もいますね。
- 家事
- 手作業
- タイピング
- 農作業
などで親指を使う頻度は親指の付け根が痛くなりがちです。
関節リウマチで親指の付け根が痛くなる
親指の付け根が痛い、腫れが出ている時は関節リウマチの可能性があります。
- 自己免疫に異常が見られる病気
- 関節を包む膜に炎症が見られる
- 手の痛み、こわばり、腫れなど
ばね指、狭窄性腱鞘炎などが原因
- 指の曲げ伸ばしをするときにひっかかりを感じる
- 親指の付け根、手のひらを押すと痛みを感じやすい
- 痛みやしびれなどを伴うことがある
親指の使いすぎ、筋肉の周囲が厚くなることが多く、手を休ませたり、注射をすることで辛い症状が緩和します。
母指CM関節症は親指の付け根が痛くなる病気
- 加齢や手のつかいすぎが原因
- 関節の摩耗が生じて親指の付け根が痛くなる
親指が痛い、動かしにくい、指を伸ばすと痛いなどの症状が見られます。
手が痛む時の部位ごとの対処方法4選

手は体の部位の中でも、使用する機会が多く痛みが強いと大変辛いですよね。
手の痛みを軽減するために、部位ごとの対処方法を4つ紹介します。
手指が痛む時の対処方法
- 手作業を控える・・・手作業を控えて安静にする
- 冷却をする・・・強い痛みが出ている時は患部を冷やす
- ストレッチや軽い運動をする・・・軽い運動をすることで痛みを軽減
- サポーターなどを使用する・・・サポーターなどで手首を保護する
- 外用薬や内服薬を使用する・・・症状に応じた薬を使用する
- 人間工学に基づいて作られた商品を使う・・・マウスやキーボードを変えてみる
- 整体の施術を受ける・・・1人1人の症状に応じた施術を行う
手の甲が痛む時の対処方法

- 手作業やパソコンの操作を控える・・・手作業を控えて安静にする
- マッサージをしてみる・・・マッサージをすることで、痛みを軽減
- 病気の症状に応じた薬を服用する・・・薬を服用することで痛みを軽減
- 人間工学に基づいた商品を使う・・・マウスやキーボードを買い替えてみる
- 痛みが強い時は冷却をする・・・患部を冷やすことで痛みを軽減
- 整体の施術を受ける・・・手の痛みの原因を特定して施術を行う
手のひらが痛む時の対処方法

- 手作業を控えて安静にする・・・手作業を控えることで手の負担を軽減する
- マッサージをする・・・優しくマッサージをすることで血流促進効果がある
- 痛みが強い時は冷却をする・・・保冷剤や冷やしたタオルで患部を冷やす
- ストレッチなどの軽い運動をする・・・軽い運動をすることで血流促進効果がある
- 病院の薬を服用する・・・病気の症状に応じた薬を続ける
- 整体の施術を受ける・・・痛みの原因を調べてから施術を行う
などの部位ごとの対処方法を紹介させて頂きました。
慢性的な痛みで悩んでいたり、手の病気の症状に応じた治療を続けましょう。
手の痛みのQ&A

日常生活では、買い物時に荷物を運んだり、パソコンやスマホの操作、家事、ガーデニングなどで手作業をする機会が多くあります。
慢性的な手の痛み、強い痛みなどで困られている方に向けて手の痛みによくあるQ&Aを紹介致します。
手の痛みの原因は何でしょうか
スポーツ時や作業時、仕事などで衝撃を受けた時は、骨折や捻挫などの外傷が原因の時があります。
- 腱鞘炎・・・手や指の使い過ぎが原因で、腱や腱鞘に炎症が起きている
- 関節リウマチ・・・膠原病の1つで関節の膜に炎症がおこる
- 関節炎・・・手や指の関節に炎症、変形が見られる病気
- ドケルバン病・・・手指の親指側に通っている腱に炎症が起きる
- ばね指・・・手を曲げる時に滑らかに動かない
- 手根間関節症・・・親指や人差し指側の手に至る神経が、手やひじに圧迫されて起こる
- 肘部管症候群・・・薬指や小指側の手に至る神経が、手やひじに圧迫されて起こる
などの怪我や疾患が原因の場合があります。
手の痛みを改善する方法を教えて下さい
- 手作業を控える・・・パソコンやスマホの操作を控えて、安静にする
- テーピングや湿布などを使用する・・・患部の痛みが出る部位に、テーピングや湿布で対処する
- 急激な痛みの時はアイシングをする・・・炎症を起こしている時は、冷やしたタオルなどで冷やす
- 内服薬や外用薬を使用する・・・整形外科で診断してもらい、薬を服用する
- 理学療法などのリハビリを受ける・・・骨折や捻挫などの怪我の場合は効果的
- 整体などの施術を受ける・・・慢性的な痛みで悩んでいる人は継続することで効果が実感しやすい
- ストレッチや軽い運動をする・・・無理は禁物ですが、運動をすることで血流が良くなる
手の痛みを予防する方法を教えて

デスクワークや手作業をする時は姿勢を正しく保つ
デスクワークや調理などの手作業をする時は、悪い姿勢にならないように正しい姿勢を保つように意識することで
手や肩、指などの負担を減らすことができます。
軽いストレッチなどの運動をする
運動不足気味になると血流が悪くなり、手や指の痛みの原因になってしまいます。
- 手や指などを動かす
- 軽いストレッチ
などの運動をすることで血流が良くなります。
無理は禁物ですが、適度に動かすことで手の痛みを予防できますよ。
長時間の手作業をしない
同じ手順の作業を長時間行うと手や指、肩などに負担がかかり、痛みの原因になってしまいます。
なので長時間の作業はせず、適度に休憩をして手を休ませることが大事です。
手作業をした後にマッサージなどのハンドケアをする

農作業やガーデニング、重い荷物を持った時などは、
- 手を冷やす
- 手指のマッサージ
などのハンドケアをすることで手の痛みを予防できますよ。
手の痛みを解消したい人は整体へ!

手の痛み、親指の付け根の痛みに悩んでいる方に向けて、上記に
自宅での対処方法、病気や怪我の状態に応じた診療科などを記載しました。
ぜひ参考にして頂きたいです。
それから長期間治療を続けているけれど、手の痛みがなかなか改善しない場合は整体師にご相談ください。
当院では完全個室でリラックスしながら、整体の施術を受けることができますよ。

手の痛み、親指の付け根の痛みで悩んでいる方は、まずは気軽に相談してくださいね。
